鼻の伸びたピノキオ

仕事をしているとウソをつかれる場面に遭遇することがあります。

例えば面接時に就業条件を聞いているとき、給料や手当に関して質問したいとき、事故が起きたとき、問い詰める必要があるとき、こんな時にはぐらかされウソをつかれてしまうことがあります。

もちろんそのようなことがないことが一番ですが、ウソを見抜くことで自己防衛が出来るようになるのではないでしょうか?

今回はそんなウソを見抜く方法とうそをつかれた時の対応をご紹介していきます。

しぐさからウソを見抜く方法

アメリカ・カリフォルニア大学バークレー校の心理学者の研究結果によると、私たちは相手がウソをついているかどうかを見抜く直観力がかなり強いそうです。

そしてウソをついているかもしれないと言われるサインもいくつかありますのでご紹介します。まず最初はしぐさから見抜いていきましょう。

頭を急に動かす

例えば質問をしたときに急に頭を動かすとウソをついている可能性があるそうです。頭を引っ込める、身を引く、うつむく、上を見るなどがあります。

そわそわしだす

良く知られたことですが身体を不自然に動かすようになったら、ウソをついているかもしれません。

口を触ったり隠したりすることもあります。大人が手で口を覆っている場合は、本当の事を伝えないようにしている可能性が高いです。

またのどや胸・頭やお腹などの人体の弱点となる部分を隠すようになるそうです。これは法廷でしばしばみられます。

微動だにしない

緊張するとソワソワするというのは良く知られますが、その逆もあるそうです。

普通に会話しているのに妙に体を動かさない人は、もしかしたら何かしらウソをついている可能性があるかもしれません。

目をそらさない

右上をみたらウソを考えていると言われていますが、おしゃべりをしているとき人は目線を外したりするものです。

逆にウソをつく人はそれをしないようにするため意識して目線をそらしません。

また敵意を向けるために視線を外さないということもあるそうです。

まばたきが多くなる

ウソをつくとき人は緊張し脳内のドーパミンが増える影響でまばたきが増えているそうです。

目は言葉より物申すとは言いますが、まさにその通りで人の心をさらけ出してくれています。

人と会話するときはさりげなく、相手の目を観察するようにしましょう。

しゃべり方からうそをついているのかを見抜く方法

ウソをついた時の心理的な作用から、少し違和感のあるささいな行動をとってしまいます。

重要な話を覚えていない

肝心の質問に限って、覚えてないなぁ、そんなことあった?などはぐらかしてくることがあったら要注意です。

突如、質問をされたのでとっさの反応が出来ない人を演じるような対応で時間稼ぎを行おうとします。

逆に情報を話しすぎている

質問をされたこと以上に話を続けてあまりにも多くの情報を相手に与えてくる場合、その人はウソをついている可能性があります。

本当の事を話したくないのでウソの情報を織り交ぜたストーリーを作りながら話しているのだと思います。

話しにくそうにする

ストレスを感じると人間は唾液の分泌が減ります。それにより口の粘液が乾くことでしゃべりにくくなります。なので水をいつも以上に飲むようになるでしょう。

同じことを繰り返し言うようになる

ウソをついていることは罪悪感があるものです。自分がしゃべっていることは本当だよということをしみこませるために同じことを複数回繰り返し言うようになります。

質問に的確に返答しない

同じ質問を投げ返してくる、無駄に聞き返してくる、ということがあると怪しいです。

同じ質問をすることで話題をそらそうとする、無駄に聞き返し時間稼ぎをしてウソの準備をする。

ウソをつかれた時の対応

警察の取り締まり

ウソには相手を思いやって言うウソと悪意のあるウソがあります。

基本的に仕事においては保身のために悪意のあるウソが多いです。そのためあなたの同僚がウソをついていたのなら気づかないふりをしつつ距離を取るのが無難です。

あまりにもひどい状況なら上司に相談するようにしまししょう。そして、もしあなたが上司ならば見逃すことはできません。

まずは怪しいと思ったら2人で話せるような状況にしましょう。

そうしないとパワハラと言われる可能性があります。

部下の方を説教するときは2人きりが基本です。

次にウソをついていることを認めさせるには証拠を集めたり矛盾を指摘しましょう。

ウソだろと決めつけても認めてはくれません。しっかりと準備をしてウソをついていることを認めてもらいましょう。そしてその後にしっかりと指導をしましょう。

その際、怒鳴るなどはNGです。

なぜウソをついたのか?を聞きながら、ウソをつかれると周囲が困ることを知らせます。

こうした対応が重要です。ウソをつき続け周囲に迷惑をかけ続けるのであれば、最終的には人事的な処分をすることもやむを得ないでしょう。

ウソをつくことは当然良くないことです。

人を思いやってのウソならまだしも、悪意のあるウソは非常に困ってしまうものです。

皆さんが被害にあわないためにもウソを見抜く方法をしっかりと知っておきましょう。

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By なら

介護業界で15年ほど勤務、近年はベトナムの介護施設で管理者として働く。奥様はベトナム人、息子一人。ベトナム語を勉強し、幾度も挫折を繰り返し復活しています。

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