介護現場や病院で肝炎を患った方が入居・入院してくると、自分も感染してしまうのではと不安に感じる人は少なくないはずです。
感染リスクの問題は学校や家庭内でも起こりうる可能性があります。正しい知識を身に着け、自分で自分の身を守るようにしましょう。
会社や学校が守ってくれると期待し過ぎるのはよくありません。
感染症の経路
感染症は主に以下の3経路から起こります。
- 鼻や口から微生物を吸い込んだ場合:風邪、インフルエンザ、はしかなど
- 微生物が付着した食べ物、もしくは水分を摂取した場合:ノロウイルス、病原性大腸菌など
- 皮膚や粘膜に傷がある場合:ウイルス性肝炎、ブドウ球菌など
病院や介護施設での肝炎の感染リスク
B型やC型の肝炎ウイルスは血液によって感染しますが、涙、汗などによって感染することはほとんどありません。したがって、医療職等の病院で血液に触れることがある職場以外では、ほとんど感染するリスクはありません。
B型肝炎ウイルスは精液によって感染することがあり、C型肝炎ウイルスよりも感染力が高いです。B型肝炎ウイルスは、出血などで体外に出た血液が乾燥した後でも、すぐに感染性を失うわけではなく、体外で少なくとも1週間は感染性を保つとされているため注意が必要です。医療職による針刺し事故の感染リスクは、B型肝炎で6%~30%、C型肝炎で1.8%と報告されています。
肝炎の感染リスクに問題なくできる生活行動
- 会話
- 握手
- 会食(大皿料理によるものを含む)
- 食器・筆記用具等の共用
- 清潔(血液や体液の付着がない)な便座の使用
- 清潔(血液や体液の付着がない)な風呂場、シャワーの使用
- 清潔(血液や体液の付着がない)ないす、ドアノブ、床の接触

介護施設などで肝炎の感染リスクのある行為
- 性交渉
- 肝炎感染者の出産
- 手術などの医療処置
- 鍼治療
- 脱毛
- いれずみ
- ピアス
- ひげそり など
介護施設などで肝炎の感染リスクを避けるための対応
- 歯ブラシ、カミソリ、タオルなど血液がつく可能性のあるものを共用しない。
- 血液や分泌物の付着したものは、しっかり包んで捨てるか水でよく洗い流す。
- B型肝炎にかかっている人の血液が付着したものは希釈した塩素系漂白剤で消毒する。
- けが、鼻血、月経血、皮膚の出血はできるだけ本人以外が素手で触らず、手袋を使用する。
- 献血、入れ墨は行わない。
- 性行為にはコンドームを使用する。
- 出産の際には適切な母子感染予防措置を受ける。
- B型肝炎にかかっている人の家族等は、ワクチン接種を行う
- 感染者の入浴は最後にする。特に生理期間中の女性は注意が必要
肝炎の病気の症状
肝炎になると、肝臓の細胞が壊れて、肝臓の働きが悪くなります。病気が進行すると肝硬変、肝がんへ進展する場合があるので、注意が必要です。
肝臓は予備能力が高く、慢性肝炎や肝硬変になっても痛みがないので、「沈黙の臓器」と呼ばれています。この症状を正しく理解し、B型肝炎ウイルスに感染していることがわかったら、症状がなくてもきちんと検査をして、病気を早く発見することが大切です。
B型肝炎ウイルスに感染すると、全身の倦怠(けんたい)感に引き続き食欲不振・悪心(おしん)・嘔吐(おうと)などの症状が現われ、これに引き続いて黄疸(おうだん)が出現することがあります。他覚症状として、肝臓の腫大がみられることもあります。
まとめ
B・C型肝炎の治療は、かつては難しいものでしたが、現在は良い薬が開発され、ウイルスの排除や制御が可能となりました。また、B型肝炎は予防接種をすることで免疫をつけ感染を防ぐこともできます。
正しい知識を身に着けることによって、安心して共同生活をすることが可能です。過度に恐れる必要はありません。人間は周りに影響されやすい生き物です。あなたの恐れが周囲の人に感染しないように気を付けてくださいね。
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