血液型44番目の解明!?
このほど英国の研究チームによって、40年越しに44番目となる新たな血液型「Er」の分類が解明されました。
私たちはA型、B型、O型、AB型の血液型をよく目にしますが、それ以外の血液型は隠されているかのように目にすることも耳にすることもありません。
実際はたくさんの血液型が存在していたわけですが、血液を分類する方法は赤血球の表面にある抗原として知られる糖やタンパク質の違いによって分けられるのです。
しかし、主な血液型4種類以外は1%にも満たない症例数なのでデータに表記されないだけです。
陰謀論とかではありませんのであしからず、、、
なぜC型がO型になったのか2つの説
血液型は、A型、B型、O型、AB型ですが、「ん?なんでA、BときてCじゃないの?」と思いませんか?これはテレビでも取り上げられたことがあります。
本来、血液型が発見されたときはA型、B型、C型で分類していました。
- A型:「A抗原」と「抗B 抗体」がある
- B型:「B抗原」と「抗A 抗体」がある
- C型:「A抗原」「B抗原」がなく「抗A 抗体」「抗B 抗体」がある
そのためC型は「抗原を持っていない=0(ゼロ)」A型、B型に輸血しても攻撃される事はなく輸血可能なのでC型は「異型適合血」と言って重宝されています。
つまりは、O型は0型(ゼロ型)だったということです。
0と書いているうちに「O(オー)」と発音する人が多くなりO型になったと言われています。
もしくはドイツ語で「なし・何もない」を意味する「ohne」の頭文字から取られた可能性が高いとされています。数字の0を意味するわけではありません。
昔からドイツは医療が進んでおり医療や人体に関する著書などもたくさん残っていますので、後者のエピソードが有効かと思います。
ちなみに・AB型:「A抗原」「B抗原」があり「抗A 抗体」「抗B 抗体」がない
抗原や抗体など話が難しく感じる人は、以下の表を参考にしてみてください。
| A型 | B型 | AB型 | O型 | |
| 輸血者A型 | 〇 | × | 〇 | × |
| 輸血者B型 | × | 〇 | 〇 | × |
| 輸血者AB型 | × | × | 〇 | × |
| 輸血者O型 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
・A型の人はB型とAB型の血液をもらうことはできない、もし体内にB型の血液が入ると拒否反応を示し血液が固まるなど命にかかわりかねない。A型とO型の輸血が可能
・B型の人はA型とAB型の血液をもらうことはできない、もし体内にA型の血液が入ると拒否反応を示し血液が固まるなど命にかかわりかねない。B型とO型の輸血が可能
・O型の人はO型の血液しか輸血を受けられません。もし体内にA型、B型、AB型の血液が入ると拒否反応を示し血液が固まるなど命にかかわりかねない。
・AB型の人はすべての血液型の血液を輸血することができます。

地域別でみた血液型割合
血液型は性格で決まるものではなく人種、民族で決まります。地域別で見てみましょう。
| A型 | B型 | AB型 | O型 | |
| ヨーロッパ | 43% | 10% | 5% | 42% |
| 中東 | 25% | 34% | 10% | 31% |
| アジア | 27% | 29% | 6% | 38% |
| オセアニア | 40% | 10% | 3% | 47% |
| 北米 | 43% | 10% | 4% | 43% |
| 中南米 | 15% | 10% | 2% | 73% |
| アフリカ | 28% | 22% | 5% | 45% |
・ヨーロッパはA型、O型、40%以上と圧倒的に多く、B型、AB型はともに少ないようです。
・中東地域では割合が平均しており世界的にみるとB型が多いのが特徴です。(インドではB型は41%)
・アジア地域ではA型B型O型は均等な国が多いですが、熱帯の南方にある国ではO型の割合が増えています。
・オセアニア地域ではヨーロッパからの移民が多いため血液型の割合が似通っているのかもしれません。
・中南米はO型が平均70%を超えており、国によってはO型が100%と発表している国もあります。
・アフリカはO型が多いのですが中東との境であるエジプトではA型O型は約34%と同程度の割合になります。
O型は感染に対する免疫に優れている
マラリアに強い血液型はO型です。
血液型とマラリアの研究は1980年代から世界中で行われており、ほぼすべての研究で「O型の人はその他の血液型よりも優位的である」ことが示されています。
マラリア感染に対する抵抗力が強いうえに発病しても悪化しにくいのです。
中南米ではO型が100%の国もあるのだとか、、、
アフリカやインドの研究ではO型以外の人はO型の人と比べて1.5倍から2倍以上も感染しやすく悪化もしやすいことが分かっています。
O型の人は大きなけがで死にやすいのは凝血しにくいから
東京医科歯科大学医学部附属病院 救命救急センター特任助教の高山渉先生は2018年の論文で「大きなけがを負ったO型の人はO型以外の人と比べて死亡率が高い」と述べています。
901人のデータを集めて調べてみたところO型の人の死亡率は28%、O型以外の人の死亡率は11%でした。ゆえに血液型によって死亡率に差が出た証拠になるでしょう。
O型の血液凝固因子(血液を固めて止血を助けるタンパク質)は他の血液型と比べ3割程度少ないのです。つまり血液が固まりにくい特徴がある為、他の血液型の患者さんよりも死亡率が高くなったと考えられます。
その反面、血液が固まることが原因で発生する病気(血栓)などは、他の血液型の人よりも少ないといわれています。
O型以外の人はO型の人と比べ心筋梗塞のリスクが1.25倍、エコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓症)のリスクが1.79倍とのデータ報告があります。
血液型別かかりやすい病気
2010年にスウェーデンの大学が発表した研究結果によると
- A型:胃がん、唾液腺がん など
- B型:すい臓がん、糖尿病 など
- O型:胃・十二指腸潰瘍、皮膚がん など
- AB型:脳卒中、認知症 など
血液型によってかかりやすい病気があるなどこの分野での研究がさらに進めば血液型別による治療薬や予防法が考案されるでしょう。
そうすることで一人ひとりの患者さんに合わせた対策が可能になるかもしれません。
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